シリーズ「廃都紀行~Journey of Tokyo Exclusion Zone」"TOKYO METROPORITAN GOVERNMENT BUILDING"(T.M.G.)
Acrylic on Canvas
727x555mm 2010年
第7回世界絵画大賞展ターナー色彩賞受賞作品




都庁円形広場で魚眼レンズを構える人は少なくない。そこで同様の構図でこの建物にアクリル絵の具で(本作は写真の上に絵の具で描いたMixed Media作品ではなく絵の具のみのPainting作品)挑んだが、魚眼レンズを使えるカメラも所有してないので、擬似的な魚眼風構図で描いている。基本的な制作手法はスーパーリアリズムと同様だが、CGガイドラインや目測も駆使したハイブリッド式。この作品は途中で構図変更をしたため、P20号とF20号の間の特寸サイズとなっている。

鉄骨の配置は建設時の写真や航空写真、フロア図面を参考にして、極力現物に準拠している。
東京都庁舎第一及び第二庁舎はスーパーストラクチャー構造を採用したS造になっている。
第一庁舎躯体左上に露出しているKブレースの連なりがスーパー柱であり、ボックス柱4本をブレースで束ねている。これらが10フロアごとにスーパー梁で水平方向にも束ねられる事で、高い剛性と広い無柱空間を確保している。

外壁は高橋カーテンウォール社製のPCカーテンウォール。
プレキャストコンクリートであるため脱落だけでなくクラックも生じる。

書かなければ誰も気付きそうにないが実は作画ミスがあって、渡り廊下の窓の数をカーテンウォール1スパン分間違えて少なくなっている。お暇な方は探し当てて下さい。