"虎ノ門交差点"
65.2x53.0mm
Acrylic on Canvas
2012


新橋方面から外堀通りを西走すると正面に霞が関ビルディングが見える。日本初の超高層ビルであり、70~00年代のビルに比べて基準階面積が広いので幅広になっている事が、行く手を遮るかのよう印象を更に強くしている。霞が関ビルディングの正面に位置する交差点の名前がこの作品のタイトルとなっている。交差点の右側にはコモンゲートビル二棟が見える。

左端では南東からの強い日差しに照りつけられたKDX虎ノ門ビルのアルミ外壁に、外堀通り側に崩れて路地側が天を仰ぐ格好となった第二誠ビルの影が落ちる。その奥で耐震補強用のクロスウォールを露出させているのは虎ノ門東洋ビル。波打つアスファルトの上で反対車線にはみ出してるのはいすゞエルガ。手前にハコスカ、右にパジェロ。

右側では普段は見えない虎ノ門中央ビルの中腹が見えている。その奥の深い青緑のガラスが印象的なニュー虎ノ門ビルと4階を座屈させた茶色い東京虎ノ門ビルは建て替えが進んでおり、2015年初頭既に解体されている。この界隈は環状二号の開通のせいか再開発熱が高まっていて、左奥の勧銀不二屋ビルディングは数年後に超高層に生まれ変わる。

この作品は大友克洋氏の漫画「AKIRA」のオマージュで、5巻402ページ上のコマのイメージに似せている。





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