"The future of an illusion―西新宿"
91.0x60.6mm
Acrylic on Canvas
2012


実質的に1995年に制作頓挫した作品のリトライ。前回より視点を高く、構図を左右に広く取って二十以上の超高層ビルを画面に収めた。手前のビルに隠れたビルも描きたいので、一部でビルの位置関係を意図的に改変している。
毎回の事だが鉄骨の配置は調べられる限り実物に準拠。不可能な物はフロア図面より推測。破損具合についてもこれまで同様、他作品との整合性を図っている。基本的にはラーメンの区画を中心に崩落させているが、一部のビルでコア区画が露出するなど大抵の自然現象ではあり得ぬ程の破壊力を出している。
光の向きは左後(東)から射す図とした。意図的に嘘を描いた部分も少なくないが、ビルの陰が落ちる位置は夏至近くであれば概ねこの向きで正しいかと思う。作品集上では日時を新宿ビル街散策の次の日の早朝と設定。前日の曇り空が登ったばかりの朝日に追いやられる様とした。




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